TAIZO

nachos33372005-08-22

一ノ瀬泰造(いちのせたいぞう)。
1973年11月にアンコールワットで消息を絶った日本の若者。
そのとき彼は26歳でした。
母と同い年。私がこの世に生まれて8ヵ月。


渋谷のUPLINKで8/27まで上映中のドキュメンタリー映画
友人のSちゃんと観に行ってきました。
毎回、菟田高城(うだたかき)氏の一人芝居もあります。


アンコールワットは、わたし10年前から一度訪れてみたい場所。
当時戦争写真で一旗あげようと、沢山の若者が訪れては命を落としたそうです。


TAIZOはこう言っています。


求めよ、さらば与えられん。
求めています。
けれど、まだ与えられていません。
僕は求めることができる。
でも、ここの若者は、求めることもできません。


古今東西、世界中で起きている戦争のことを、わたしはよく知りません。
このあいだNHKアウシュビッツの特集を観ていたとき、
チャンネル回してディスカバリーチャンネルも観ていました。
フセインがやったことを放映していました。
アウシュビッツは昔の出来事(と言ってはいけないかな)だけど、
フセインは今も生きているひと。
今も昔も戦争が繰返されているのだな・・・と。
命よりも重い宗教や政治なんて、世の中にないと思うのだけど・・・。


考えてしまいました。