オタクおやじが二人 - アロマテラピストなちょすの日記

最初に断っておきますが、
わたしにとって『オタクとは＝極めた人』。
ですから、わたしはオタクの人たちを尊敬します。
ひとつの物事を突き詰めているわけでしょ、なかなかできんぜ〜。
そして『おやじ』と書いたのは愛をこめて、です。

と、前置きしてから書かないとね。
誤解されるからね。

去る9月23日、祝日だというのにサロンのお休みをいただき、
ドイツからいらした植物療法家さんのお話を聞きに出かけました。
その名もペーター・ゲルマンさん。
ドイツのハイルプラクティカーであり、またヒルデガルト研究家として活躍中の
『オタクおやじ（大先生）その１』です。
LSA5期生四人とペーターさん（左から、岸さん、なちょす、志のぶちゃん、葉光さん）

ハイルプラクティカーってなに？
わたしも今回初めて耳にする職業名でした。
平たく言うと、
西洋医学の治療者と並び、自然療法を用いて患者の治療を認められている職業
とでもいいましょうか。

詳しく書くと以下のようになります。
こちらより引用させていただきました。

ドイツでは中世から、医学を専門に勉強した医者の他に、
しゃ血(昔の治療方で悪い血を体内から出す治療法)、しゃ下、嘔吐、水浴び、お湯浴び、
サウナ、湿布、干摩擦等を使い、病人を治療する人たちがいました。
1939年にハイルプラクティカー法ができ、
医者でないのに患者さんを診断し治療するには許可がいるとし、
また、この許可を持った人をハイルプラクティカーとすることが定められました。
現在でもこの法律は生きています。ハイルプラクティカーの許可をもらうのには
年齢が25歳以上であること、前科がないこと等の前提条件を満たし、
また保健所で実施される試験に合格しないとなりません。
試験の内容は解剖学、病理学、法定伝染病に関する法律について等で、
合格率は30％とも10％ともいわれ、ドイツでも難しい試験のうちに数えられています。
現在のハイルプラクティカーの活動内容は昔の自然療法の伝統を引き継いでおり、
人間に備わっている自然の治癒力を促進して健康を維持する、
または治療するのが治療方法の基本となっています。
平たく言えば｢体にやさしい療法｣｢癒しの療法｣ともいえるでしょうか。

ドイツの自然療法は進んでいると知ってはいたけど、やっぱすごいね。
で、ペーターさんは笑顔の優しいおじさま。
さしずめ森の精といったところでしょうか。
小さくて羽が生えた妖精じゃなくって、ブーツ履いてる類の。
樹から採取することのできる有効成分について、たっぷりお話くださいました。
いやーーー知らないことばかり。
例えばさ、ジュニパーベリー。
ハーブもエッセンシャルオイルも解毒と浄化の植物よね。
これがバクテリア感染にも有効なのだって。
だから、膀胱炎。
心理的なものが原因だと違うのだけど、
バクテリア感染した膀胱炎の場合は浸出液で座浴するとかね。
へえええ！！！
植物ってすごいなぁ。
そして、それらを使った自然療法が立派に成立してお仕事となっているドイツ。
日本がそうなる日はいつ来るのかなあ・・・。
ペーターさんとは懇親会でもご一緒し、温かいお人柄に感動しちゃいました。

この会場で意外な方と出会いました。
これが『オタクおやじ（大先生）その２』の小島秀元さん。
ななななんと、フィトアロマ研究所の主宰者なのだーーー。
6月にアンブレットシードに関する日記を書いたのだけど、
いやいやいや、まさかまさか。
こんなところであなた様にお目にかかれるとはああああ！！
その後の懇親会（という名の呑み会）では二次会までご一緒いただき、
ディープな精油談義に花を咲かせたのでした。
いやーマイッタマイッタ。
小島さんのブログはこちら

23日は、ふたりの素敵なオタクおやじたち（っていうか先生よな）に触れ、
ひとつの物事を突き詰めるって素晴らしいことだなーーーー
世界にはこんなに素敵なオタクおやじが存在するんだなーーーーと
非常に感動したのでありました。

だからね、わたしもオタクなおばさんを目指します。
押忍。

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