香りが苦手なお客様 - アロマテラピストなちょすの日記

わたしは、二足の草鞋。
自分のサロンと、都内サロン勤務。

自分のとこには、アロマテラピーが好きな方、
もしくは興味あるけど未体験な方がいらっしゃる。
だから、アロマテラピー＝香りがするもの、
というのは100人中100人に認識がある。

都内サロンには、
お友達に連れられて・・・
なんなのかわかんないけど来ちゃった・・・
という方も、いらっしゃる。
つまり、アロマテラピー＝？？？な方も、いらっしゃるのだ。

今日、試練の時が。
いや試練てほどじゃないか。

二度目にいらっしゃるその方。
コンサルテーションシートに前回の記録が。
「嗅覚が敏感なため、弱い香りで」
フム、なるほど。
そのわりにゃ、個性的な精油がブレンドされていた。
ん？？？？

で、実際コンサルテーションに入ると、
「わたし香りがするの苦手なのよね〜香りのしないオイルってあるの？」
と、おっしゃる！！

うへぇ！
ないよ〜香りがしないのなんて。
じゃぁ希釈率ひくーくしてブレンドか。

「前回の香り、気にならなかったから同じでいいわ」
なんかよくわかんないけど、あれとあれが大丈夫ならなんでもいけそう。
（かなり個性的な、あれとあれ）

までも同じってのもなんだから、
体調やなにやお伺いして違うのをご提案。
試香紙で試してもらうと、
「直接嗅ぐと気分が悪くなるからお任せするわ」

うへぇ！
そんなにか！！

カンキツは大丈夫とのこと。
他になるべく個性の弱いのを選びつつ、ブレンド。

で、施術に入りました。

終わると、コンサルテーションの時とは全く違った表情。
目がかわいくなってお顔が柔らかい。
ああ・・・ヨカッタ。気に入ってくださったんだ。

「香りは大丈夫でしたか？」
「大丈夫よ、すっかり寝ちゃって」
うう・・・ヨカッタ・・・！！

実は昔からご来店くださっている方の中にもひとり、
香りが得意ではない方がいらっしゃるのよね。
その方の場合は、ちょっとずつ慣らしていって、今では大丈夫。
でも、試香紙で確認・・・は苦手のようで、「お任せ」なのです。
直接嗅ぐのは苦手でも、希釈してブレンドしたのはお好きみたい。

個人サロンにはこういうタイプの方、ご来店されないと思う。
だから、一人でやってるだけじゃ経験できないことだと思う。

サロン勤務で学ぶこと、まだまだあるなぁと思った今日でした。