yuicaのふるさと【2】

nachos33372010-10-16


パチュリ10月のお休みは、月曜定休に加え
10月/13(水)14(木)30(土)31(日)
勉強会参加と講座が続くため、大変ご迷惑おかけします。
ご予約はお早めに☆


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なちょすの【愉快にほんわか回覧板】



yuicaのふるさと、オークヴィレッジの敷地内はそりゃもう立派な森林。
きちんと手入れされている森は美しい。



翌朝、車でちょっと離れた場所まで連れて行っていただきました。
誰も来んだろうこのあたりには・・・と思われる、知る人ぞ知る森。


手入れされている森には、低木がきちんと生えそろっています。

針葉樹をきちんと間引きすれば日光が届き、
下草や低木がしっかり生え、
それらの根っこによって土壌が保たれるという仕組みなのですね。


だけど、杉や桧などを植えたら植えっぱなしになっている森が多い。
要は間引かないでギュウギュウに植えたままになっているから、
下の方まで日光が届かずに低木が成長しない。
その状態で雨が降ると、ザザーーッと土壌が崩れて栄養豊富な土が川に流れ、
山そのものが痩せてしまうのはもちろんのこと、
川に流れた土はそのまま海へと流され、、、
赤潮の原因となってしまうのだそうです。
人間の手で針葉樹を植えたなら、丁寧に手入れしないと。
でも現状、山の手入れをする人が減っているからこういうことになっている。
山の手入れしたってお金にならないから。
なんだこの悪しき循環は!
ハァ。


北川氏のお話を伺いつつ、我々は奥へと歩みを進めるのです。



ここらへんの低木、目に見えるのはほとんどがクロモジ。

写真からもおわかりの通り、歩いているところからほぼ絶壁のような感じで
色んな木々が生えています。
「よし、じゃぁここ登るか」
またまた〜登りませんよこんなとこ。
「じゃぁついてきて」
本気か・・・!


というわけで、ほんとーに絶壁のようなところをみんなで登りました。
鹿かなんかが通った跡はあるけど、まぁ普通こんなとこ登らんね。
クロモジをひっつかまえて、命綱代わりにして登るのです。
頼もしいぜクロモジ。
下を見やるともう道が見えない。

見上げるとこんなかんじ。


クロモジと一緒に、ニオイコブシも生えています。
この真ん中にある、ひょろっとしているのがそうです。

ポキッと枝をちぎると・・・んも〜うたまらん良い香り。
昨日のブログで、大木の幹をちょっと削いで香りを嗅いだと書きましたが、
実は葉っぱも素晴らしい香りなのです。
葉っぱを一枚、口に含んでガシガシ味わいます。
まるでアニスのような味!なにこれ!


ニオイコブシの葉っぱでリフレッシュしたら、崖を降りてまた歩きます。



風に乗って種が飛び、日当たりのよい場所で根づきます。
ヒメコマツや桧のちっちゃいのが可愛らしい。
桧と杉
 
ヒメコマツとそれを撮る友人
 
これらも全部、yuicaの精油の一部です。
本の森林には、こうやって精油の原料が元気に根付いているのね。



森を散歩しながら、植物のことを勉強する。
目の前にそれがあるから、知らないことも身近になる。
机上の勉強は全く頭に入らないタイプですが、
こうして身を持って体験することで実感として頭に擦り込まれるのよね。
なんて素晴らしいんだろう!


フランキンセンスを実際見たくっても
ソマリアオマーンまで出向かないと見られません。
イランイランならインドネシアで見られるけど、西洋の樅の木は難しい。
でも、日本の樅の木なら高山で見ることができる。


これ、とーっても大切なこと。
七月にニイクラファームを訪れたときも実感したこと。
本物が根付いている現場に足を運ぶことが、どれほど意味深いことか。



みなさんも一緒にyuicaのふるさとに行きませんか?
企画しちゃうよ!
来年あたり。



しゃしん:お食事がまたえらく美味しくて〜!!



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